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四十三踏み目 塞神社

2008年01月19日
辻占してみよう

sai02.jpg ●塞神社
 ●所在地 福岡市南区清水
●祭神
 猿田彦大神か?
●ご利益
 交通安全もしくは災害などを防ぐ

 お散歩中にふっと見かけたお社には、ご縁を感じてしまう。塞神社。さいじんじゃ、もしくは、さえじんじゃとお読みするのだろうか。
 村境や道路が交差するチマタの路傍に道祖神や塞の神はぢっと立ち、災いや疫病をもたらす悪霊や悪神の侵入を防ぐ、ガーディアンである。

 道という言葉の語源は、み+ちであるという。「ち」とは霊や魂という意味でもあり、文字通りそういったものの通り道を「みち」と読んだんではないか。
 マチとは道の間(ま)で、あぜ道で分けられた田んぼをさす言葉だったとか。界わいを表す巷とは、道が交差する「又」のこと。道路が交差するポイントは人通りが多くなる。交差点からさまざまなモノが入ってくる。良きも悪きも入ってくる。悪いものから守る神様が必要となったゆえんだろう。

 塞の神は民間信仰と、猿田彦神と仏教の地蔵信仰と、さらに中国の道祖神信仰が習合しているようで、なかなか複雑だ。
sai04.jpg
 辻に立ち、人々の話し声に耳を傾けて吉凶を占う「辻占(つじうら)」という占いが本邦に、万葉集の時代にはあったそうだから、辻というのは相当にスピリチュアルな場所だと考えられていたのだろう。

 といいつつ南区清水の塞神社は、そんな雰囲気は今は無い。 古地図を見てもよく分からないが、塞神社のあるあたりは、人通りの多い繁華なチマタだったのだろう。
 ボクも社頭に立ち、辻占をやってみた。すると、紅白柄の「福袋」と抱えれた紙袋を持ったじっちゃん、ばあちゃんがドヤドヤと集団で現れた。「●●さんも元気で、ほーんと、良かったあ」とか「こげんともらえるとは思わんかったやね」などと元気に立ち去っていく。「吉」だな、きっと。

執筆者: 高野龍也
高野龍也 1971年福岡市生まれ。
印刷会社営業から、地元出版社勤務、フリーペー パー発行などを経てフリーライターに。2001年から3年間、某紙 企画で九州各地を取材して放浪。市町村単位で150市町村を踏破。 2005年10月よりペーパーカンパニーに参画。現在も紙面、企業広報紙、ホームページなどにて執筆。趣味は、写真を撮ること。パイプおよび喫煙。散歩。
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