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五十一踏み目 八幡宮神社(厳原八幡宮)

2008年03月21日
海神神社の対

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●八幡宮神社
所在地 長崎県対馬市厳原町中村字清水山645
●祭神
 神功皇后、仲哀天皇、応神天皇、姫大神、武内宿禰 
●ご利益
 八幡神さまは、何でもありなんじゃないかと思う。

 対馬を去る前、厳原の街を散策した。武家屋敷とか万松院とか。歩き回るのにちょうどいい距離で密集している。万松院は“お百度”で書いてもいいくらい、不思議なエネルギーに満ちていた。
 厳原は対馬の中心地ということで、いろいろと密集していて、神社もたっぷりあった。その中で、威風堂々といった感じでコンモリしておったのが、八幡宮神社さんである。

 対馬では、平地がとても貴重なんだそうである。この厳原に土地と家を買うより、福岡市近郊に居を構えた方が安くつくというから、相当なものだ。
 というわけでもないだろうが、八幡宮神社の境内は、駐車場になっていた。神域だからといって、遊ばさせておくにはもったいのである。

 さて、八幡宮神社は、対馬上島の海神神社の対になっている神社らしい。
 八幡様ということだが、祭神の筆頭に書かれていたのは神功皇后にあらせられる。

 半島から凱旋帰国した神功皇后が八流の旗を奉納したことから八幡となった、というのは海神神社と同じ。ただ神霊のおわします山は清水山(八幡宮神社の後方)だということで、海神神社は伊豆山で、由来の違いはそこんところに尽きる。izuhara02.jpg

 海神神社は現在豊玉姫命をお祀りしているが、江戸時代は八幡様を祀っていたとのこと。上島と下島の両神社で本家・元祖論争でもあったのだろうか? 
 明治時代の一時期、対馬一宮を称したこともあるそう。延喜式に記載された式内社「和多津美神社」の比定地が二転三転した結果だというが、当時の氏子の人たちの心持ちは分からない。

 お稲荷さんに次いで全国に多く御祀りされている八幡様。調べれば調べるほど、いろいろな力があるようで。鉄の神、鍛冶の神、仏教の守護神、軍事の神、鎮護国家の神…。
 信仰が広がるうちに多面的になったのか。それとも、もともとマジカル・コンプレックスな神様として知られていたから「とりあえず八幡様を祀れば…」となったのか。うーん。

執筆者: 高野龍也
高野龍也 1971年福岡市生まれ。
印刷会社営業から、地元出版社勤務、フリーペー パー発行などを経てフリーライターに。2001年から3年間、某紙 企画で九州各地を取材して放浪。市町村単位で150市町村を踏破。 2005年10月よりペーパーカンパニーに参画。現在も紙面、企業広報紙、ホームページなどにて執筆。趣味は、写真を撮ること。パイプおよび喫煙。散歩。
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