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六十六踏み目 菅原神社

2008年06月10日
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●菅原神社
所在地 福岡県福岡市中央区警固3−13
●ご祭神
 菅原道真公 
●ご利益
 学問の神様、であらう


込み入った神社が多い

 というても、何かを係争していたり、住民ともめていたりするわけではなく、単に立地的なことなんですけどね。

 この菅原神社が建っている場所は、薬院方面から警固へ抜け、赤坂や大濠公園方面へ行くとき、ボクは良く通る道すがらに鎮座ましますわけだが、ここに気づける人はかなりの神様センサーの持ち主だと思う。
 これから福岡市中央区の神様を訪ね歩いてご紹介するわけだが、中央区の神様は土地勘なしには容易にたどり着けない。神様は顕現しているんであろうが、ちょっとした努力を強いられるわけで、そこを押してご参拝に行くと開運しそうな感じがする。

 中央区は開運&快運エリアなんだなぁ。

 さて、この菅原神社は名前のとおり、管公こと菅原道真公が主祭神であらせられます。
 管公に関しては、既出な話も多いので、各自調査で。といいたいところですが…。日本史上初めて皇族以外の人間が神様に祭り上げられた方である。

 この菅原神社では菅原道真公が主祭神と明記されているが、正式な神号は「天満大自在天神」。京都の多治比文子(たじひのあやこ)のもとに管公の霊が表れて、我を天満大自在天神として祀れという託宣を下した。
 自ら神号を考えて、登場したのだからスゴい。時は、天慶五年(942年)というから、管公没後40年あまりもすぎたころ。
 この託宣を元に北野天満宮が創建されたという。

 管公は怨霊となって大暴れして都の民を畏れさせたという伝説が残っているが、実はこの文子の託宣によって、都の公家さんたちははたと気づいたのが真相だ。「ああ、これまでの怪異は管公が怒っていたんだ、祟っていたんだ!」と。

 無実の罪を着せて中央政界から追い落としたのは、多分本当なのだろう。
 ああ、マロたちが悪かった。許してたもれ! と生前の位を二階級特進させ、神様に祀り上げたのだ。sugawara002.jpg

 まさに「天神さまの細道」とでも形容したい参道を通って、いざ本殿へ。

 怨霊といっても、天神さまが恐ろしいかどうかは疑問だ。だって、怖がったのは当時のライバルのお公家さんでしょ? 実は本人、そんなに怒っていなかったかもしれないし。現在の天神さまは、学問の神様として庶民の信心にしっかり根付いた天神さま。必要以上に畏れおののく必要はないぞ、とボクは自分に言い聞かせる。

執筆者: 高野龍也
高野龍也 1971年福岡市生まれ。
印刷会社営業から、地元出版社勤務、フリーペー パー発行などを経てフリーライターに。2001年から3年間、某紙 企画で九州各地を取材して放浪。市町村単位で150市町村を踏破。 2005年10月よりペーパーカンパニーに参画。現在も紙面、企業広報紙、ホームページなどにて執筆。趣味は、写真を撮ること。パイプおよび喫煙。散歩。
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