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ひまわりは、東を向いて咲く。
花言葉は、いつわりの富・・・。
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昨日2008年12月6日、福岡で初雪が記録された。
景気も、季節も、本格的に冷えだした。
こういう時は、ひとつ、季節はずれの暖かいお話しでも・・・。
ひまわりは、漢字で書くと「向日葵」。
お日様について回るように花を開かせるから「ひまわり」。
しかし、実態はどうやら違うようだ。
実は、「ひまわりは芽生えのときだけでなく、つぼみをつけたあとも依然として太陽を追って首を振っている。しかし、つぼみの中に黄色い花弁がちらほらと見え出すころから、西方向への首振り角度が日に日に小さくなり、首振り幅をだんだん小さくしながら花はどんどん東に傾く。そして完全に開いたころには、花は東を 向いたまま運動をやめてしまう」らしい。
「大人になったひまわり」は、東を向いて咲いているのだ。
知らなかった。
では何故、成長した「大人のひまわり」は、東を向いたまま咲くのか?
良くは解明されていないようなのだが、諸説ある・・・。
ひとつは、温度調節のため。
ひまわりは花が上を向いているため日光がまともに当たる。そのため花の温度が横を向いている時よりも表面温度が上昇する。その温度上昇は受精や結実には不都合があるため、ちょうど具合の良い、東を向くそうだ。北向きでは、寒すぎ。西向きでは、西日がきつい。
ふたつめは、病原菌予防のため。
東を向いていると朝日があたり、夜露が早く乾燥する。それは、湿気による病原菌の蔓延を防ぎ、大事な種子を守るというわけだ。北向きでは、乾かない。西向きでは、乾くのに時間がかかる。東向きが、ちょうどいい。
※しかし、これら諸説も正解ではないらしい。瀧本敦著「ヒマワリはなぜ東を向くか」では、仮にもっともらしい説が現れたとしても「あまりまともに考えると、すべての植物の花は東を向いて開かねばならないことになるだろう」と書かれています。
若いときは、お日様を追って、首をまわすが・・・
成長して、種子を育てる頃には、東を向いて、まっすぐ立つ。
そして、種子を充分稔らせた頭花は、昇る朝日に、いずれ低く頭を垂れ、生涯を終える。
なんて凛々しく潔い生き方だろうか。
「ひまわり」から私達が学ぶべきは、そんな「大人」のあるべき姿ではないだろうかと考える。
朝日の昇る方角=東とは、「明日」だ。「未来」だ。
ひまわりは、不惑の歳になったら、
迷わず、毎日、明日を見て暮らせということを教えてくれている。
振り返らず、いつも前を見て、明るい顔で。
そういう大人が纏う空気は、ちょうどいい温度になる。
そういう大人に守られた子供達は、すくすくと前向きに成長する。
「子供は、大人の背中を見て育つ」のであるなら、
見せるべき大人の背中は、明日を見続ける潔い背中だ。
振り返り、向かい合うのではなく、前を向き、明日に挑み続けることだ。
ひまわりの花言葉は、
「あこがれ」 「あなたは素晴らしい」「崇拝」「熱愛」「光輝」「愛慕」。
さらにペルーでは、「いつわりの富」と付けられている。
太陽信仰に結びついた神殿の巫女達が、黄金で作られたひまわりをかたどった冠をかぶっていたが、他国に奪われてしまったため「いつわりの富」という花言葉になったという。
欲の皮の突っ張った大人達の思惑は、ひまわりを「いつわりの富」にもする。
オイルや不動産や穀物やらも、「いつわりの富」にする。
そうして・・・ドバイに立ち並んだ楼閣は、偽りの黄金色に輝いた。
いま、日本で、世界で、黄金色に輝くべきは、大人であるべきだと思う。
必要なのは、ひまわりのように、明日に、未来に向いて凛々しく立つ、大人だ。
「いつわりの富」を求めず、明日を待ち続けた大人が、年老い頭を垂れる姿から、
子供たちは何かを学ぶのだと信じたい。