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閲覧注意!『おもちゃのカンヅメ』の中身。

2010年04月06日

これでラーメンの汁が飛び散るのも安心です。
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3月31日Googleの急上昇検索ワードのトップに「おもちゃのカンヅメ 中身」が輝いた。子供の頃からの夢を壊してもいいという覚悟で、私も検索してみた。そうしたら・・・。

今週、「おもちゃのカンヅメ」が話題になったのには理由がある。朝日放送の人気番組「シルシルミシル」の特集で、森永製菓のお菓子が取り上げられたからだ。その中で、森永製菓の歴史をすべて知る資料部のトップでさえ、チョコボールの名物懸賞である「おもちゃのカンヅメ」の中身は、知ることができない。そんな、「おもちゃのカンヅメ」の中身は、トップシークレット中のトップシークレットだと放送されたからだ。

それを見ていた視聴者がネットに飛びつくのは当然。大人は夢がないなぁと思いながらも、例に漏れず「おもちゃのカンヅメ 中身」と検索を実行してみた。

すると、びっくり・・・・。
Googleで「おもちゃのカンヅメ 中身」と検索すると、日本語のページで 約 61,900 件がひっかかる。その上位のほとんどは、当てた「おもちゃのカンヅメ」の中身を公開しているブログだったりするのだ。ネットユーザーにとっては、トップシークレットでも何でもない状況になっている。

ここからは、閲覧注意である。
子供の頃からの夢を、頑なに壊したくないというヒトは、クリックをお薦めしない。
しかし、誘惑に駆られて見てしまっても大丈夫。そこにあるのは、森永製菓からの淡い願いが、一方的にぶち壊されているひどい状況があるわけではない。

Googleの検索で上位に位置するのは、、、
キョロちゃんグッズ おもちゃの缶詰大図鑑
http://kyorochan.seesaa.net/category/2119329-1.html

これがおもちゃのカンヅメの中身だ
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8902/ph_cbk.htm
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8902/ph_cbm.htm

おもちゃのカンヅメ大公開
http://matome.naver.jp/odai/2126379301452683301

こうして『おもちゃのカンヅメ』の中身を公開する人々には、共通した流儀がある。

① 当てて届いたことを喜々として伝えている。
② 中身については子供だましと言いながらも誉めている。
③ 何よりも「缶そのもの」を大写しにしている。

なぜ、そうなるのか・・・。
それは、シークレットであることを暴くことが目的ではなく、
当たった歓びを見る人達とシェアすることを目的にしているからである。

「チョコボール愛」なるものが根底にあって、どの公開ブログも、森永製菓にとっては、良いプロモーションになっている。中身の詳細のことよりも、「おもちゃのカンヅメを手に入れて、それを公開している」姿勢に連帯感が生まれている。「おもちゃのカンヅメ」というプレゼント企画そのものがブランドになっているのだ。


「おもちゃのカンヅメ」のプレゼントが始まったのは、1969年。もう41年も続く伝説的な企画である。その中身は、トップシークレットである姿勢も一貫して続いている。


たかが、おもちゃである。
たかが、懸賞の法的規制の枠内に納まるプレゼントである。
されど、こどもの夢である。
そこに手を抜かない森永製菓の愛は、インターネットの世の中で、その中身は晒されることになっても、「おもちゃのカンヅメ」というブランドは、違うスピードで拡がっている。


朝日放送の人気番組「シルシルミシル」の特集では、チョコボールを何個買えば「おもちゃのカンヅメ」が当たるという検証もやっていた。
その結果は、
千個買って→金のエンゼルは、2個。
千個買って→銀のエンゼルは、37個。
千個大人買いすると・・・計9個(金のエンゼルで2個+銀のエンゼルで7個)の「おもちゃのカンヅメ」をゲットできるとあった。
おおまかに言っちゃうとチョコボール百個買ったら、「おもちゃのカンヅメ」1個が当たる計算である。


BIBLOBEなんでも相談室の「チョコボール、金・銀のエンジェルが当たりません。」という回答欄には、森永製菓からのそんなクレームに対する興味深いお答えが載っている。
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1721764.html

そこには、

チョコボールの懸賞額は、『景品表示法』と言う法律で決まっておりまして、これは年間売上予想額によってその数字が決まります(売上予想額の2%まで)。 弊社は、その法律基準限度内でエンゼルマークを入れさせていただいております。

尚、金または銀のエンゼルマークが出る確率について、具体的な割合等はお知らせできないのですが、ここ数ヶ月は金・銀でのご応募を合わせまして平均で毎月約20,000名様に『おもちゃのカンヅメ』を発送させていただいております。


・・・とある。


この森永製菓のお答えを信じるとしたら、年間で24万個の『おもちゃのカンヅメ』が流通しているわけである。
それが、約40年続いてるとしたら・・・単純計算で、約1千万個。秘密が暴露される体験を1千万回届けているわけである。


何があっても秘密である。
何度ばれても秘密であることを通す
それが、トップシークレットマーケティング。


プレゼント企画自体がひとつのブランドとして大きく育っていく希有なパターンに、『おもちゃのカンヅメ』に夢を描いて大きくなった我々大人は、また改めて学ぶべきものがある。

執筆者: へそ社長